入院中の母乳事情出産後の5日間の入院生活。
だいたいこの期間に母乳の与え方などを教わったりすると思います。

しかし、私の場合…


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病院から母乳に関する薄っぺらい冊子は一応渡されていましたし、
実際に一度教わったことは教わったんですが、
授乳をする以前に、貧血がひどくて母乳をあげに娘のところに行くことすら難しい状態でした。
トイレすら行くのが難しかったし、ご飯を食べるのに起き上がるのも辛かったんです…。

看護士さんにも
「とりあえず、今は自分の体力の回復を最優先に」と言われ、娘の顔を見る回数もあまりありませんでした。

そんな状態だったので、実際母乳をあげられた回数は他の方の半分以下。
退院前日になってようやく3時間おきに毎回授乳に行けた、という状態

通常は母子同室は3日目くらいから始めるらしいんですけど、とてもじゃないけど同室で過ごす余裕もありませんでした。(相部屋だったし)

退院前日にようやく普通の回数をこなせたものの、
退院後にどのくらい母乳をやり続けたらいいのか?とか
ミルクはどのくらいの量をあげればいいのか?とか
完全母乳で育てるとしたら、どういう生活を送ればいいのか?とか
わからないことを聞く、という精神的余裕が全くありませんでした。
というか、何がわからないのかがわからない感じ。

今思えばそれも当然で、この時は看護士さんに言われた時間に言われたことをやるのが精一杯だったんですよね。
言われたことをやるだけだから、疑問すら浮かんでこない。
退院後の生活を想像しても、
「こんな体調で、娘のお世話ができるのだろうか?」という不安しかありませんでした。

ただ。
入院中は母乳が全くと言っていいほど出ていないことだけはわかりました。
胸が張ってきた感じは多少するものの、搾ってもらってもしずくが数滴落ちるくらいしか出てこなかったんです。

それに、母乳をあげてみてもなかなか吸ってもらえない。
それどころか、口にくわえさせるタイミングも合わなくて、くわえさせるだけで疲れていました。

新生児室ではみんな上手に母乳をあげてるし、母乳を搾ってる人もいます。
なぜ私はできないんだろう?
なぜ私は母乳が出ないんだろう?
そんな不安と焦りばかりの気持ちでいっぱい…。

不安と焦りから、
「もう、ミルクをあげたらいいじゃないか!」って諦め半分で思うこともしばしば。

…そんな精神状態で退院することになりました。

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